平和の象徴、日本の文化の象徴ともいわれる錦鯉が、日本発祥であることを確固たるものとするため、「國魚錦鯉」として制定されることを目標にPR用ポスターによる啓蒙活動を行い、錦鯉に対する意識の高揚を図ることを目的に作成いたしました。
  全日本錦鯉振興会(企画・構成)2019年

國魚’73の発刊を祝って
 (衆議院議員 小坂善太郎)
 日本人の趣味に合致し、歳と共に繁栄を続ける国魚「錦鯉」の貴重なる記録を「国魚’73」として刊行せられた関係各位に衷心よりお祝い申し上げます。私も「錦鯉」の錦繍にも勝る美しさに、大いに心惹かれて、多忙を一瞬忘れる一人でありますが、天然の妙と寒暑にめげず慈しみ育てる人々の愛情によって造り出された「錦鯉」の優姿こそは、日本平和のシンボルとして世界の人々に広く知らしめ、また、美しきものを育てる楽しみを分かち与えたいものと考えます。    昭和47年1月(1973年)
   




  
  昔は錦鯉というとまず新潟県といわれてきましたが、今日では広島、大阪、東京埼玉、あるいは九州、東北地方と、その生産地は全国に広がり、それぞれの地方特有の多彩な姿、形、色彩がつくりだされてきております。ことに最近は日本はもとより、遠く海外まで輸出し、国魚として錦鯉の芸術性を堪能され、名声を広めると同時にその基盤が確立されつつあります。(中略)今日の機械文明中心の中で少しでも潤いを持たせ、あすへの英気を養うために、錦鯉の鑑賞にその芸術性を賞美することは、人の心を和やかにしてくれることでしょう。しかし錦鯉の飼育がまだ一部の限られた人たちの趣味、娯楽として扱われているように思いますので、一般の人々にも手軽に、しかも簡単に飼育できる錦鯉の作出に御努力され、できるだけ多くの人々に普及するよう心から期待するものです。     昭和48年1月28日(1974年)