サヤミドロ賛歌


水作りの目安サヤミドロ
 サヤミドロの生えている池に、特に悪い水質の所はありません。(サヤミドロとアオミドロは違います。下記の:参照)
 あの美しいサヤミドロが消えてしまった池をよく見かけます。池の中にあったものが消えて、後にうす茶色の気味悪いものがあったのでは、寒々として、とてもさびしいことだと思うのですが、ある人は、サヤミドロのある池は錦鯉にとって、特に良い水とは言えないから、無くても良いといいます。このことについて、大きな疑問を持っています。
水の芸術サヤモドロ
 毛足の短いサヤミドロの生え揃った池の、その美しさをなんと讃えましょうか。ビロードを敷き詰めたよう、とかいった表現もありますが、藻の種類の違いなのか、それでもこの美しさは言い足りません。池の縁から底まで、最高級のジュータンを敷き詰めたように、実にゴージャスなもの、中の銘鯉もさることながら、うっとりと心が奪われる魅力すら感じます。まさに水の、自然の、芸術作品であり、サヤミドロの深い緑色と、錦鯉の美しさは見事にそのコントラストが合っております。錦鯉の美を追求する人達が、この自然のロケーションを軽んじて良いものだろうか考えて見てください。
なぜ消えた?サヤミドロ
 池も新しいうちはサヤミドロが綺麗にそろっていても、古くなるにつれて変化します。最初のころは、冬でも元気だったが?毛足が長くなって、先っぽがすぐに枯れる。ある日突然に消えて、それからは、ご無沙汰。生える藻の種類が明らかに違った。長い気味の悪い藻がニョキニョキ。ウス茶色のいやらしい物がビッチリ。水質の変化によって藻の種類は刻々と大きく変化します。
 その原因は病虫害用の薬の作用、油脂、濃厚ビタミンなど特殊栄養剤の影響も見逃せませんが、それら一時的なことよりも、もっと根本を見て参りたいと思います。サヤミドロは水中に栄養と、微量要素及び土壌菌(好気性バクテリア)がないと決して発生しないし、このうちの一つでも欠乏すれば、枯れていきます。
健康な水は、自然の摂理に基づいた正しい循環活動をしているものです。このように、循環をよく観察すると、サヤミドロが着生しない池は良い水であるという根拠に乏しいし、やはりサヤミドロのある池の水は健康であることに間違いはありません。
白地が冴える
 コンクリート池でもサヤミドロを出すことは勿論可能です。まして以前にあって消えたのならば、前よりも見事な良い藻が再生されます。空気や水の力を積極的に池に入れる「水作り法」がリフレッシュシステムで、その成果はいずれも高く評価されております。錦鯉の白地が綺麗になったり、サヤミドロリが短い毛足のまま永く保つ効果は知恵と実践の賜物です。
 ここにあげたサヤミドロとは、池の壁面や水路などに着生する苔状の藻で、緑藻植物サヤミドロ科の淡水藻で長さ3p位までのものと、長さ2p位までの各種の藻を総称しています。
 藻類には色々な種類があります。
アオコと呼ばれる藍藻類は、淡水産で極地の氷上に生息する種や、反対に70から80度Cの温泉に生息する種もあるなど、特異な生活能力を持つもの。これが、よく池を真っ青にする正体です。黄色植物といわれ、淡水や海草中、あるいは湿地上に生活し、なかでも珪藻類は植物性プランクトンのほとんどを占めていまする。
 緑藻植物のなかでも、
接合藻類のアオミドロサヤミドロは全然違います。区別してください。アオミドロは繁茂すると、水田ではイネの発育を害し、養魚池では、魚類の運動を束縛して害を与えるなど害藻として嫌われます。もう一度言いますが、水質の変化によ って藻の種類は大きく変化し、違ってくることを覚えておいてください
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