![]() ![]() 日本リフレッシュ研究所 ![]() 発想の転換その5 錦鯉専門誌「鱗光」2005年新年号掲載 ![]() |
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池の水源は? | |
1 | 沢水・湧き水・川水 |
沢水・湧き水・川水などで、下記のような質問が多く当方に寄せられます。一見とても綺麗な水で錦鯉を飼っているのに・・・また、流れる水は腐らないというのに・・・なぜでしょうか。![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 多くの方は、豊富な水をオーバーフローでかけ流しているのではないでしょうか。川や海でも表面の水が動いていれば、底の水間で全部同じように動いていると思いがちです。しかし、掛け流しの場合には、上水・底水・によって、大きな違いが有るのです。 ![]() 清き水に魚住まずといって、川魚・海水魚などと違って、錦鯉にははっきり違った水作りが必要なのです。 まして、掛け流しの水では、一見透明な澄んだ水でも、錦鯉の健康や色彩を奪ってしまうことになります。 ![]() 錦鯉の発祥の地は、今度大きな地震に襲われた山古志や十日市・川口町・小千谷・長岡など、コシヒカリというお米のおいしい土地の水田をつぶした土池で作られます。要するに、土質が違っているのです。水温などもさることながら、骨格のしっかりした、肌の美しい錦鯉の親鯉は、しっかりした土質の土池で生まれました。単なる、透明な水という考えでは、錦鯉を見ることはできても、育てることは出来ません。 |
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2 | 井戸水 |
![]() ![]() 井戸水の場合、本当に良い水に当ったという運の良い方もいますが、鉄分が多いとか成分的にかたよりがちで、水質が一定していません。また、井戸水は周囲の環境によって、変化しますので、常に気を付けなければなりません。まして、井戸を掘ることができない場合がほとんどです。 |
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3 | 水道水 |
![]() ![]() このように考えれば、水道水のほうが、安心して十分に錦鯉を飼うことが出来ます。もちろん、何度も述べているように錦鯉のための水作り、池作りをしてあげることが第一条件です。そのポイントについて簡単に下記の論壇で示唆しておきます。 ![]() たとえば、水族館の飼育水槽の中に、往々にしてクセのある水槽があり、ここでは水底に住む生き物たちの健康がすぐれず、徐徐に弱り、死亡率が高いそうです。この原因はディスプレーのための岩組みや窪みなどによって、水槽内の下層水が部分的に停滞しているためであり、このよどんでいる水は、時間がたつにつれて、溶存酸素量が欠乏していき、アンモニアのような有毒物質がたまって、生存不能の環境になってしまうからです。 このような水槽でも、隅々まで新鮮な水が、流れるように改良さえすれば、薬を使う必要はなくいきものたちは元気で過ごすことが出来ます。大量の水が給排水されている水槽では、このことに注意していてもまさかと思って見逃してしまい、死亡原因は何であろうかと、頭を悩ますことが珍しくないのです。 (1992年12月21日朝日新聞論壇から抜粋) |
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